パリの散歩道 / ゲイリー・ムーア

live-at-the-marqueeおそらく今日ほどテレビから「パリの散歩道」が流れた日はないのでは?ニュースのスポーツコーナーが始まるたびに2014ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子日本代表の羽生結弦(19)がショートプログラム(以下SP)が「パリの散歩道」と共に映し出されるからである。

ゲイリーの代表曲の一つでもある、名曲「パリの散歩道」をのせて演技した。しかも世界歴代最高101.45点というおまけ付き。特にフィギュアスケート興味があるわけではないけれど、彼のSPでは定番となっているこの「パリの散歩道」を以前から愛聴していたまる海としては、結構選曲センスゆえ気になってました。

というわけで「パリの散歩道」ついて。

オリジナルトラックは「バック・オン・ザストリート/Back On The Street」(1978)に収録。ヴォーカル・作曲はThin LzzyのPhil Lynott。ライブヴァージョンはいくつか存在し、1982の初来日の模様を収録した「ロッキン・エブリ・ナイト/Rockn’ Every Night」のCDのボーナストラックとして同年のマーキーでのプレイが収められている。(アナログ盤には未収録)

中でもまる海のお気に入りは「ゲイリー・ムーア・ライブ/Live At The Marquee」(1983:写真上)。名ドラマーCozy Powelの「オーバー・ザ・トップ/Over The Top」に収録のゲイリーの名曲「サンセット」をフューチャーした「組曲サンセット-パリの散歩道」。特に後半のギターソロは圧巻でドラマティックな展開で聴く者を魅了します。羽生選手もこの音源を編集して使用しているいるようです。

ゲイリー・ムーアについて。残念ながら2011年2月6日に亡くなりました。東日本大震災の約ひと月ほど前です。ゲイリーは「Hiroshima」「Murder In The Skies」など出来事をテーマにした作品もあるので、生きていれば震災テーマの曲も書いたかもしれません。地方紙ですが、岩手日報の社会面にゲイリーの訃報が掲載された時は「まさか・・・」と思いました。享年58歳 。

最後にゲイリーの作品に次のようなタイトルの曲があります。(YouTubeより)

Rest In Peace / Dirty Fingers(1983)