山王海ダムの一般公開
山王海ダム(岩手県紫波郡紫波町)が、平成29(2018年)年6月から毎月第2土曜日と第4土曜日に管理事務所や周辺が10月まで見学できます。志和稲荷神社、志和古稲荷神社の奥にある山王海ダムは、まる海にとって地元(矢巾町)の煙山ダムに次いで近くのダム。何度か訪れたことがあるものの敷地内に入ったのは初めてです。
もくじ
全国でも珍しい親子ダム
志和稲荷神社前の道路を進みトンネルを抜けると山王海ダム管理事務所に到着。駐車場の真ん中に大きな岩があります。この岩は2013年の岩手県央豪雨で山から崩れ落ちた岩で、当時の管理事務所長が豪雨の記録として撤去せずに残したのだそうです。以前からこの岩は何なのか気になっていましたが今回謎が解けました。結構風化が激しいのでかなりボロボロな状態になってきてます。このまま風化が進むといずれ撤去されてしまうかもしれません。
山王海ダムというと地味な(失礼!)というかあまり岩手県民でもなじみが無いと思いますが、実はすごく珍しいダムなんです。
山王海ダムの大きな特徴はお隣、葛丸ダム(岩手県花巻市石鳥谷町)と導水トンネル・取水トンネルを建設して親子ダムであること。難しいことは説明できないけれどかいつまんで言うと、山王海ダムと葛丸ダムの貯水量を導水用・取水用の2本のトンネルで貯水量を図る、ということらしいです。
ダムに興味を持ち始めてから歴が浅いため(汗、ダム見学自体あまり経験がないの他のダムではわかりませんが、今回操作室も見学できました。管理事務所1階の展示室の先にスリッパが用意されてたので、この中も見れるのか尋ねたら「OK」だったので2階へ・・・
行けば操作室の入口が開いてあって、ほかの場所は扉が閉じられていて「えっ?操作室に入れるの?」と思い1階にいる職員に確認。
- まる海
- 操作室に入っていいんですか?
- 職員
- どうぞ
- 撮影は?
- いいですよ
- ということで撮影してきました。
実は、正直言うと展示室と堤体を歩く程度の公開何だろうなと秘かに思いつつ臨んだのですが、配布されてないと思っていたダムカード(今年より配布:葛丸ダムと2枚セット)を頂けたり、思いのほか収穫があった見学でした。
山王海ダムと葛丸ダムのダムカード
山王海ダム・葛丸ダムのダムカードはセットで配布なそうです。葛丸ダムでも配布されているかは今のところ未確認ですm(__)m
2018年の山王海ダム一般公開
- 一般公開日
- 6/10、6/24、7/8、7/22、8/12、8/26、9/9、9/23、10/14、10/28
- 開放時間
- 午前9時から正午まで
- 山王海土地改良区